個別指導塾のコース設計の考え方2@学習塾コンサルタント
2015年12月14日
こんにちは!
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツの
@学習塾開業ブロガーです。
今回は前回に引き続き
「個別指導塾のコース設計の考え方」(著者 中土井鉄信)の2回目を掲載します。
前回は、塾のコース設計で特に注意しなければならない項目として「利便性」と「投資性」と「効果性」の三つがあるいう説明しました、
今回は、その中の「利便性」です。
————————————————————————————————-
個別指導塾のコース設計の考え方2 著者 中土井鉄信
————————————————————————————————–
下記の表は、私の手元にある大手学習塾のチラシ(最新のものではありませんが)から、平均値を取ったものです。
わざわざ大手集団塾の平均値をお見せした理由は、ここに通塾のヒント(=「利便性」と「投資性」)があるからです。
総計で軽く10万人を超える生徒たちが通う塾の平均値ですから、これが学習塾のスタンダードだといっても過言ではありません。
つまり、この枠組みを分析することで、「利便性」や「投資性」のヒントになるのです。
コース設計平均値の表では、小学生の通塾日数は、2・17(小4)、2・14日(小5・6)です。ここから、小学生の通塾日数は、週3日では多く、週2日が丁度いいということが分かります。
受験しない小学生が塾に3日も通わなければならないのは、顧客にとって「不便」(=利便性が低い)なことが分かります。
次に時間帯を見てみましょう。開始時間ですが、小学生は16時50分前後、終了時間は18時40分前後です。
小学生の授業は、16時半スタートでは早く、19時終了では遅いことが分かります。
つまり、「16時50分前後スタート、18時40分前後終了」という枠に収まらない授業時間設定では、小学生は通いづらい(=集客ができない)ということです。
また、16時50分前後から18時40分前後までの塾の滞留時間は約110分です。通常、長くて120分ぐらいまでしか小学生は塾にいられないことも分かります。
中学生も同様に考えます。
通塾日数は、中1・2年は週2日もしくは3日、中3でも3日です(受験直前は除く)。
中学部の『基本コース』が週4日では、「不便な塾・通いづらい塾」という印象を持たれることになります。
開始時間は19時15分前後、終了時間はほぼ21時40分。地方によっては22時を回っても授業を行う塾はありますが、それでは「遅い」と感じる地域は多いでしょう。
この時間帯から、中学生の塾の滞留時間は約140~150分であることも分かります。こういうデータから、「利便性」を追求していくことが重要です。
———————————————————————————————-
本日は、ここまでです。
また、次号で続きをお送りしますね。
どうぞ、ご期待ください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
@学習塾開業ブロガー赤煉瓦ブログの一覧はコチラから
↓ ↓
https://management-brain.co.jp/blog
【学習塾の起業・経営・研修に関するお問い合わせ先】
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
電話番号:045-651-6922
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★