個別指導塾のコース設計の考え方7@学習塾コンサルタント
2016年3月23日
こんにちは!
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツの
@学習塾開業ブロガーです。
今回は、連載している「個別指導塾のコース設計の考え方」(著者 中土井鉄信)の7回目を掲載します。
前回は、従来の個別指導の設計の問題点を解消する手段として、私どもが開発した「MBA流コース設計」の概要を説明しました。
今回のブログでも「MBA流コース設計」の利点として、「季節講習」を取り上げ、春期講習・夏期講習・冬期講習の日程の取り方を具体的に説明していきます。
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個別指導塾のコース設計の考え方7
著者 中土井鉄信
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■ MBA流コース設計の利点~講習に日程が確保できる
前々回の記事でお伝えしましたが、月4週授業ですと、12ヶ月で年間48週(4×12)の授業となり、講習期間が充分に確保できません。
これが、MBA流のコース設計を使うと年間42週となり、余裕を持って講習期間を設けることができます。
年間42週を12ヶ月で割って月3・5週となるわけです。
2016年度を例に考えてみましょう。3月を年度のスタート月として考えます。42週の設定では、次のように考えて日程を組みます。
8月を除く3月から2月までの各曜日の週数が39週になっています。8月は夏期講習期間で、この期間中に曜日に関係なく通常授業を3週分実施します。8月を除く3月から2月までの39週と8月の3週分で年間42週になります。
例えば、2016年の春期講習と夏期講習を考えてみたいと思います。まず、3月から7月までの授業日数の確定をします。上の表から全曜日17週を取る日程で考えます(便宜的に区切りのよい日程で考えています)
3月は、1日(火)からスタートすれば、祝日ですが3月21日(月)で3週日程が取れます。
4月は、11日(月)から30日(土)で3週。
5月は、9日(月)から28日(土)で3週。
6月は、5月30日(月)から25日(土)で4週。
7月は、6月27日(月)から7月23日(土)で4週。
計17週の授業を組みます。
5ヶ月で17週ですから、月平均3・5週になっていませんが、年間では3・5週になるので、各月の曜日の週数は異なっていても、これは気にしなくても構いません。
さて、春期講習の日程ですが、3月22日以降であれば、通常授業がないので、春期講習を組めます。しかし、まだ学校の登校日があるので、学校の修了式以降で、春期講習を組みます。
例えば、3月25日から春期講習を組む場合、3月22日から24日までは、何をするの?という疑問があるかもしれませんが、基本的に何もしなくても良いのです。ただし、保護者の目が気になるところでしょうから、在籍生には強制補習を、春期講習を初めて参加する一般生(講習生)には補講をして講習を受けやすくする期間に充てます。
4月は、入学式や新年度が始まる前までに春期講習を終えればよいのです。
そして、4月の通常授業は、11日からになりますから、それまでは、春期講習のフォローにあてれば良いのです。
以下同様に考えると、夏期講習も7月25日以降は、通常授業がありませんから、そこから講習のスタートをして、8月通常授業分は、8月のお盆明けの週に3週分行えばよいのです。
(続く)
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また、次号以降で続きをお送りしますね。
どうぞ、ご期待ください。
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