個別指導塾のコース設計の考え方1@学習塾コンサルタント
2015年12月8日
こんにちは!
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツの
@学習塾開業ブロガーです。
今回から数回にわたって紹介するのは、
「個別指導塾のコース設計の考え方」(著者 中土井鉄信)という文章です。
この文章の初出は、『塾経営の戦略・戦術』という
弊社が発行している季刊誌でした。
掲載誌が発行され、読者のもとに届けられると多くのご質問が寄せられました。
「うちでもこのシステムを導入したいんですが・・・」
「結局、1限の授業時間はどれくらいが適当なんですか?」
「年度の途中から、設計を変えられますか?」などなど。
それだけ、この文章のインパクトが強かったということでしょう。
この文章の主題は、「コース設計」です。
まだ学習塾を開業されていない方は「コース設計」と言われても多くはピンとこないでしょう。
でも、心配はなさることはありません。
今、学習塾を開業されている塾人であっても「コース設計」という明確な考え方をもって、学習塾の授業時間や授業料などを決めている方は、そう多くないですから。
「これまで働いていた塾が○○だったから」
「大手の塾が○○だったから」
などのように他の塾に追従するかたちで学習塾の授業時間や授業料を決めている塾は多いのです。
生徒が学力を上げられるように、
生徒が塾に通いやすいように、
また、学習塾の経営がうまくいくように
自分自身の頭で考えて作るのが、「コース設計」です。
前置きが長すぎましたね。
さあ、学習塾の成功のヒントがいっぱいの
文章をスタートさせることにしましょう。
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「個別指導塾のコース設計の考え方」 著者 中土井鉄信
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■利便性と投資性と効果性
今回の特集では、学習塾のコース設計について、私たちMBA(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ)が持っているノウハウの多くを惜しげもなくお伝えします。
この設計の考え方は、弊社の個別指導に対するコンサルティングの根幹を成すものです。
皆さんが塾の設計を考えるうえで、際に特に注意しなければならないことは、「利便性」と「投資性」と「効果性」です。
「利便性」とは『通いやすさ・心理的コストの少なさ』であり、「投資性」とは、『入試からの距離に応じた心理的コスト、物理的コスト』を指します。
また、「効果性」とは、『サービスを受けたときの効果に対する期待や実際の効果』です。学習塾の場合の効果とは、「志望校合格」、「成績向上」、「定期テストの点数アップ」、「学習姿勢の向上」など生徒の態度変容に対する期待と考えても良いでしょう。
コース設計は、この3点を軸にして考えます。特にこの時代は、「利便性」が非常に重要です。勉強が特別に優先されることなく、勉強はもちろん、部活も習い事など他のこともやりたいのです。
ここで、集団指導のコース設計を見てみましょう。
「個別指導の設計なのに、集団指導のコース設計を見ても仕方がないじゃないか!」なんて言わずに、ちょっとお付き合いください。
下記の表は、私の手元にある大手学習塾のチラシ(最新のものではありませんが)から、平均値を取ったものです。
わざわざ大手集団塾の平均値をお見せした理由は、ここに通塾のヒント(=「利便性」と「投資性」)があるからです。
総計で軽く10万人を超える生徒たちが通う塾の平均値ですから、これが学習塾のスタンダードだといっても過言ではありません。
つまり、この枠組みを分析することで、「利便性」や「投資性」のヒントになるのです。
(続く)
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気楽に読めるブログとしては、だいぶ、文章が長くなってしまったので本日は、ここまでにします。また、次号で「続き」をお送りしますね。
もとの文章が長いので、少々シリーズものになるかもしれません。
どうぞ、ご期待ください。
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