個別指導塾のコース設計の考え方8@学習塾コンサルタント
2016年4月14日
こんにちは!
合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツの
@学習塾開業ブロガーです。
4月も中旬となりましたが、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
入試、合格発表、春期講習と続く多忙な日々から開放され、
ホッとされているという方も多いのではないでしょうか?
この春、先生方のがんばりで、将来への道を切り開いた
生徒も多くいたでしょう。一番苦労しますが、
もっとも塾人としての醍醐味が味わえるのが、やはり春ですね。
さて、今回も前回に引き続き、連載中の「個別指導塾のコース設計の考え方」
(著者 中土井鉄信)をお届けします。この連載も今回で8回目。
残りはあと2回となってしまいました。
今回は「MBA流コース設計」での授業時間の注意点、また「MBA流コース設計」
の利点を休日・授業料という観点からお伝えします。
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個別指導塾のコース設計の考え方8
著者 中土井鉄信
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■ MBA流コース設計の利点~休日・授業料
はじめに、講習の1コマあたりの時間についての注意点を確認しておきます。
通常は、1コマ50分とか60分で行いますが、講習時は、その1・5倍の長さにします。
50分であれば75分に、60分であれば90分にします。
講習時に十分な授業時間を確保することで生徒の学力を伸ばしやすいと同時に、8月の通常授業3週分のコマを、2/3で消化できるという利点があるからです。
例えば、通常授業で4コマ受講している生徒は、8月分の3週分は、通常と同じ1コマ50分や60分であれば、12コマ必要ですが、1コマ75分や90分にすれば、8コマで良いのです。
その分、講習のコマ数を確保できるようになるのです。つまり、通常授業と講習授業の1コマの単位を変え、講習授業の1コマを通常授業の1・5倍にすることで短い間に消化可能になります。
また、この年間42週のMBA流コース設計の優れている点をもう一つ挙げるとすれば、学習塾で働いている先生の休みがとりやすくなるということです。
学習塾経営をスタートすれば分かると思いますが、学習塾は、通常の授業だけでなく、様々なイベントや講習などを行うので、なかなか長期の休みがとれません。たとえば、集団指導の進学塾では、夏休みの勉強合宿や正月特訓などもあります。
しかし、42週にすると、5月のゴールデンウィーク、8月のお盆の休みを、それぞれ1週間確保することができます。先生たちのリフレッシュがしやすいので、先生たちが明るい笑顔で生徒たちを迎えられる教室にしやすいのです。
さて、ここまで説明してくると、「授業料は、どういう設定にするんだ?」という疑問が湧いてくるはずです。月によって週回数にばらつきが出ますので、「授業料の取り方が複雑になるのではないか」という不安は理解できます。しかし、結論から言いますと、授業料は毎月同じ金額をいただきます。
保護者には「年間42週で各曜日を同じ回数で設定していること」、「それを12で割った月3・5週分を月謝として毎月いただくこと」、「4週の月も、3週の月も同額であること」を入塾の際に説明しまするようにしてください。
MBA流の設計をすることで、安価な授業料にすることができ、生徒たちの学習量を増やしやすくなります。塾としての価格競争力が上がるのもお分かりいただけると思います。
(続く)
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連載の最終号を次回のブログでお送りしますね。
どうぞ、お見逃しのないように!
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